消費トレンド 2014-2018

【概要】

経済・社会・技術の変化をベースに消費の未来を予測する。

消費トレンドは、生活者が生きる時代の気分を反映します。もちろん、「未来の気分」でも、それは同じです。未来の気分を考えるためには、経済や社会のマクロ環境が、どう変化していくかをきちんと知っておくことが重要になります。生活者の価値観や消費行動が変化する背景には、政治経済や社会環境、さらには技術や社会インフラの変化があるからです。

 本レポートは、「世界や日本のマクロ環境がどう変化していくか」をひも解きながら、未来の消費トレンドを考察します。世界では新興国を中心に人口が増え続け、2050年には95億人を超えると予測されています。経済成長を続けるアジアの新興国を中心に生活の利便性を高める商品やぜいたく品の消費意欲は、これまで以上のスピードで高まっていくでしょう。

 世界に先駆けて少子高齢化が進行する日本は、これまで世界が体験したことのない社会の変化に直面します。例えば、結婚しない人や高齢者の一人暮らしが主流になるシングル化が進行し、家庭の収入減による貯蓄の切り崩しも始まります。並行して、女性や高齢者の働き方も変わっていくでしょう。こうした変化が引き金となり、生活者の価値観や消費行動は変容していくことになるはずです。

 経済や社会環境の変化をベースに消費トレンドの未来を考えていくことは、新商品や新サービスの企画、経営戦略を練る上で外すことのできない前提条件になります。答えの見えない時代だからこそ、マクロの変化とミクロの変化を冷静に観察する視座が、生活者の消費性向をつかむために、これまで以上に重要な役割を担っていくはずです。

 筆者の太田恵理子氏は、キリン食生活文化研究所の所長として生活者の価値観や生活シーンの変化をウオッチし続けている人物。本書は豊富な統計情報や同研究所の独自調査をもとに、企業の現場視点で消費トレンドの未来をとらえていきます。今、目に見えている社会や生活者の変化が、未来にどうつながっていくか。本レポートが予測する消費トレンドは、企業戦略を立案する上で大きな戦略ツールになるでしょう。

5年後の社会環境は?消費の変化は?
若者は社会とどうかかわりたいか?消費行動にどう影響するか?

【消費トレンド 2014-2018】

第1章 はじめに

■ はじめに

■ 本レポートの位置付け

■ 未来から戦略を考える

第2章 消費を取り巻く社会の変化

■ 総論

■ 世界のマクロ環境
世界人口の推移
世界経済の動向
エネルギーの見通し
食料の見通し
都市化・高齢化する世界

■ 日本のマクロ環境
人口減少と高齢化が進む日本
シングル化する日本
社会保障にあえぐ日本
低成長が続く日本経済と不安定な雇用環境
雇用のミスマッチ
働き方の多様性
インフラの老朽化、マンションの老朽化
ICTの進展が支える社会の変化

第3章 分野別に見た消費トレンドの変化

■ 総論

■ 前提となる社会環境
経済の変化が影響する消費マインド
消費の変化
多様化する働き方

■ 衣・食・住(生活必需品)


住(その1)
住(その2)
住(その3)

■ モビリティ・情報行動・ヘルスケア・教育・教養娯楽
モビリティ
情報行動
教養娯楽
教育
ヘルスケア

第4章 若者の変化

恋愛離れする若者
SNS依存の若者
若者の情報行動の特徴
若者の関心事
個の確立から共生へ

第5章 シニア層の変化

シニアの経済と健康
アクティブ・シニアの登場
アクティブ・シニアの特徴と、三つの消費の方向性
カウントダウン消費
不安対応消費
関係構築消費

第6章 女性の変化

女性就業率
特徴
情報行動
関心事
消費行動(食)
モノコト志向
幸せ感

第7章 消費社会はどこに行くか

■ 情報通信技術の浸透
デジタルデバイド
マーケティングの変化
個人情報問題

■ 働き方の変化
テレワーカーの増加
価値観:ワークライフバランス
価値観:自己決定

■ コミュニティーとのかかわり
家族の形が変わる
人間関係の拡張
物理的距離を飛び越える
社会課題へのかかわり

■ 消費社会はどこに行くか
大きな物語の終焉
自分自身で勝負
所有から経験へ
社会課題の解決へ

【著者・発行】

1)著者:太田 恵理子
2)発行:日経BP 社

【トータル・ページ数(報告書)】

・約250ページ
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試読希望・お問い合わせ・お申し込みについて

【資料名】 『消費トレンド 2014-2018』
【頒価】 A4変型判、専用バインダー、約250ページ、CD-ROM(本体に掲載された図表データを収録):100,000円+税<※カラー>
【発行日】 2013年12月27日

【報告書体裁】 A4変型判、専用バインダー、約250ページ、CD-ROM(本体に掲載された図表データを収録)
【ページ数】 約250ページ
【担当部署】 株式会社 ESP総研 出版部
TEL:03-5762-8136
FAX:03-5762-8036
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